アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

文在寅排除に大きな第一歩

韓国が文在寅排除に向け大きな第一歩を踏み出した。文在寅の右腕タマネギ男(曺国/チョ・グク)が本日ついに法務部長官(法務大臣)を辞任した。「打倒チョ・グク、打倒文在寅」の超大規模集会」が連日続き、タマネギ男の妻、長男・長女、弟、親族の男など検察の厳しい取り調べを受ける中、もうこれ以上ごまかせないと観念した法務大臣が、就任後わずか1カ月と1週間で辞任せざるを得なくなったのだ。

 

もともと、このタマネギ男は、法務大臣就任の前から各種の疑惑だらけだったが、大統領文在寅が自分の将来の処遇を見据えて、すべての疑惑にふたをした状態で、強硬任命したのだった。その時点で、この二人の運命は同じ方向に向くことが確定したようなもの。タマネギ男が失脚すれば任命権者である文在寅もいずれ失脚する。

 

文在寅・タマネギ男は学生運動出身の共産主義者、口では社会主義者と言っているが、心では金正恩を信奉する。(もともとは北朝鮮建国の祖金日成の信奉者) 失脚した前大統領朴槿恵(パク・クネ)は、曲がりなりにも自由民主主義・市場経済の価値観を持っていたが、文在寅・タマネギ男は共産主義革命を目指していることが判明した。タマネギのようなインチキ男が共産主義政権の幹部になると、旧ソ連で指導者になった政治家が国王のようにふるまう独裁社会になり、下々の人民は自由のない奴隷と化す。

 

ようやく韓国国民に文在寅・タマネギ男の本性が見えてきたところで、とりあえずタマネギが辞任しても、文在寅は大統領職にとどまっている。文在寅の夢である南北統一最優先のユートピアを支持する韓国国民はそんなに多くない。文在寅支持率40%、不支持56%という最近の調査結果が公表されているが、40%もの国民が赤化革命を望んでいるわけではなく、大統領は労働者の見方だと単純に感じている有権者が40%程いるということだろう。

 

現在の「打倒文在寅」運動は自由民主主義を奉じる最大野党「自由韓国党」が主体のようだが、韓国軍はトップの文在寅に見切りをつける可能性あり、その場合、クーデターで文在寅を排除することになるだろう。大統領は経済を全く理解していないばかりか、軍事の知識もなく、米韓日の軍事同盟の意味も理解していないと軍部は大きな不満を持っている。日韓軍事情報包括保護協定/GSOMIA破棄を決めた文在寅は、韓国軍の情報収集能力の実態すら知らずに、腹いせで破棄としたのだ。もともと日本側に必要なGSOMIAではなく、前大統領朴槿恵が韓国軍の情報収集能力が劣るので、日本の軍事情報が欲しいということで始まったものだ。先の北朝鮮によるSLBM発射情報も日本の方が圧倒的に早く、韓国は日本より20-30分経ってからニュースを流したのを見てもわかるとおり、GSOMIAを維持して日本の情報を利用する恩恵は韓国にあるのだ。韓国の国会で、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官がいみじくも、GSOMIA破棄で一番利益を受けるのは北朝鮮とロシアだと認めている。韓国軍の幹部クラスに共産主義者はいない。彼らが動くとき、文在寅が大統領職を追われ、国家反逆罪で刑務所行きとなるだろう。その時、タマネギ男はもう法務大臣の職におらず、助けを乞うことはできない。

文政権打倒目指す大きなうねり

 10月3日、韓国の建国記念日(祝日)ソウル中心部で開催された「打倒文在寅大規模集会」は300万人規模と言われる(主催者最大野党自由韓国党発表)。文在寅に見切りをつけた韓国人が地方からもバスで集まってきて、実際に参加した人は200~300万人だろうという。9月28日の文在寅派のデモが10万人くらいというから、圧倒的に文在寅排除を主張する国民が多くなったということだ。

 

 文在寅派のデモが9月28日にあった時には10万くらいだったのと比較しても、今回の反文在寅集会がいかに大規模だったかがわかる。特に文在寅が法務部長官(法務大臣)に指名した「タマネギ男」(曺国/チョ・グク)があまりにも悪すぎて、タマネギ男が嫌いだから文在寅も支持しないという国民が結構いるという。いくらむいても次から次に悪事が出てくるという男を、正義を追求する他でもない法務大臣につけるというのだから、大統領もそれなりの思惑があってやっているはずだ。

 

 歴代の大統領は最長5年の任期が終わるとほぼ全員、在任中の違法行為で訴えられ、懲役刑とか自殺に追い込まれている。前任の朴槿恵(パク・クネ)も現在刑務所暮らしだ。韓国大統領の権限があまりにも強いため、5年間やり放題という現実があるためだが、その時、法務大臣が自分の部下であればそんなことをしないだろうとの思惑で、タマネギ男の悪事に目をつむっているのだ。このタマネギは夫婦ともに有名大学法学部教授、夫ソウル大学、妻東洋大学という大学関係者の地位を悪用して書類を偽造、自分たちの長男・長女を学歴社会の韓国でこれまた有名な大学・大学院に入学させたのだ。タマネギ夫婦違法投資ファンドについても親族の男がすでに逮捕されており、タマネギ男の弟については、不当な訴訟を起こして10億円近くの金をせしめたとして拘束令状が出されている(この訴訟の代理人だったのが兄のタマネギ男)。

 

 文在寅は革新系候補として2年前大統領に当選したが、よもやまさか核を持つ北朝鮮の傘下に入って南北合併する(赤化統一)とは言っていなかった。しかし、現実にやろうとしているのは、日米韓軍事同盟を破棄して、統一朝鮮で中国の傘下に入ろうと言っているようなもの。ここまで明らかに説明されては、野党自由韓国党はもうついていけず、文在寅実力排除しかない。退役軍人会や、キリスト教団体、財閥系企業幹部、大学教授、学生など北朝鮮の傘下に入るのをよしとしない人達はついに文在寅の本質を見て、こんな男に韓国の運命を託すことはできないと立ち上がったのだ。

 

 何十年か後、東西ドイツが合併したように、南北朝鮮が合併することになるかもしれないが、現状、経済規模が1:50の北朝鮮に、核を持っているというだけで、なぜ韓国人がひれ伏して金正恩様の統一朝鮮に入れてもらわなければならないのか。分断された南北朝鮮の民族が統一されることはユートピアのようで素晴らしいことかもしれないが、現状で直ぐにも祖国統一しようと、兄をも殺す金正恩を持ち上げる文在寅の考えには、ついていけないというのが大半の韓国人だろう。文在寅追放の運動は今後ますます活発になり、夢から目覚めた韓国人は、文在寅・タマネギ男の二人組をやがて刑務所にぶち込むのだろう。

今度こそTrumpを弾劾すべし

Trumpが執務中にウクライナの大統領に電話して、来年の大統領選挙で自分のライバルである民主党Joe Bidenの息子に関する不法行為を見つけてくれれば、留保している軍事支援金420億円($3億9,100万)を払うと、大統領の地位を利用して外国の大統領を脅したというもだ。Trumpは来年の大統領選挙にも出て勝たなければならず、そのためには最大の政敵Joe Bidenをつぶさなければならない。Joe Bidenの息子Hunter Bidenは2014年(Joe BidenがObama政権の現職副大統領の頃)から2019年初めまで、ウクライナ最大の天然ガス会社Burisma Holdingの役員をしていて、月額$5万(550万円)の役員報酬を受け取っていた。

 

名前を貸すだけでこれだけの報酬を得ているのだからBiden親子は何か違法行為を行っているに違いない、これをたたけば来年の選挙で優位に立てると考えたTrumpは7月25日、ウクライナ大統領(Zelensky)に電話して、大統領権限でBurisma Holdingの役員Hunter Biden親子に関する不利な情報を提供してくれれば留保している軍事支援金を払うと伝えたといわれる。内部告発者の情報では、この日の電話で8回もぜひとも調査してくれと伝えたそうだ。

 

現職の大統領が執務室から外国の大統領に自分の選挙に有利になるような情報を提供するよう依頼し、相手が動いてくれたら留保している軍事支援金を振り込むというのは、いわばマフィアの脅しであり、米国の法律では許されることではない。Trumpは前回の選挙の時もこれに似た違法行為をしていたが、その時は大統領候補であり、現職の大統領ではなかった。今回は、現職大統領として行為をしているので、民主党も下院の弾劾に持っていくことを決めた。

 

Trumpが大統領になったことについてのいわゆるロシア疑惑でも、本来なら民主党が弾劾すべきだったが、どうせ、下院で弾劾しても上院で2/3に届かないので意味がないと断念したようだが、今回は、Trumpの不法行為が下院で証明できるだけでも民主党に有利に働くので、弾劾が実現する。もちろん、その過程でJoe Bidenの評判も下がる危険性はあるが、民主党にはBidenが失脚しても女性上院議員Elizabeth Warren(69才、元大学教授)がBidenの後釜になるので、民主党としては、選挙に勝つという目的を達成できる。少なくともTrumpは追い落とすことができる。

 

下院弾劾の手続きでいろんな資料が出てくると思うが、Trumpが恐れているのは、今回の内部告発者がどんな証拠を握っているか、それが明らかになることだ。7月25日の電話会談の後、会談記録(公文書)がTrumpの弁護士の指示で、機密情報を扱う別のコンピューターに移されたことが分かっている。公文書保存に関する法律に違反する行為だ。ウクライナに関する脅しについては、ロシア大統領Putinも絡んでいるが、Putinは二国間の交信記録は外交機密に所属するものであり、弾劾の資料として表に出してもらっては困ると逃げ腰だ。いずれにせよ、今回Trumpが自ら墓穴を掘った感あり、民主党下院議長Nancy Pelosi(女性)も弾劾に乗り気、Warren上院議員が大統領になるならなおさら同じ女性として頑張ろうと意気込んでいる。

地球の危機を訴える少女

Swedenの16才高校生、環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん(Greta Thunberg)の23日、国連本部で開催された気候変動に関するサミットでの演説が注目を集めている。Gretaさんは、8才の時に地球温暖化問題を知って摂食障害になり、その後も地球温暖化問題を考えてうつ病にもなったりしていた。そして昨年夏、Swedenを熱波が襲い、それがもとで山林火災が続出、明らかに地球温暖化の影響で雨はほとんど降らず、平年より気温は10℃高く、山林火災はあちこちで起こり、悪夢が現実となった。

 

学校に行っている場合でないと、その後、毎週金曜日は学校を休み、地球温暖化に反対する学校ストライキを続けている。彼女に同調する高校生は多く、Swedenのみならず、英国にも世界中の国で金曜日の学校ストライキSNSを使って広まったという。日本でも同調する若者も出て、9月20日には世界160か国5,000か所で少なくとも400万人の若者が地球温暖化反対スト、デモ行進に参加したとのこと。

 

Gretaさんの母親はオペラ歌手、父親は俳優、少なくとも家庭環境はこのような世界的環境活動家を生むような家庭ではない。単に、彼女の感受性の問題だ。このまま大人が何もしなければ自分たち子どもが大きくなったら地球には住む場所がなくなるという強迫概念から、今行動しなければ後悔したところで遅すぎると大人たちに訴えているのだ。(一部の地球温暖化懐疑派は、Gretaは両親など大人の影響を受けて学校をさぼっているだけと批判しているが、これは当たらない)

 

国連気候変動サミットは事務局長Mr. Guterresの主導で開催され、パリ協定の先を目指して2050年までに実質的CO2排出をゼロにすることを目指している。賛同する国・地域は80ほど集まった。しかし、地球温暖化が進んでいると認識しない米国Trumpとか、いまだに石炭火力発電に頼っている日本などは具体的に何も約束せず、パリ協定などくそくらえという立場だ。

 

Gretaさんは、30年も前から科学がCO2排出量増加により地球温暖化が進んで、このままでいくと、今後10年間で気温上昇を1.5度以内に抑えるのはかなり難しくなり、人間が対応できなくなる非可逆的な連鎖反応を引き起こすリスクは限りなく高くなると訴えた。IPCC気候変動に関する政府間パネル)の発表でも、このままCO2が排出され続ければ、2100年までの海面水位が100年間で1.1m上昇する、氷河の40%以上が消滅する、その結果、気候変動にともなう災害などの多発から生態系に大きな被害が生ずると警鐘を鳴らしている。

 

Gretaさんは、大人はこの問題に対して具体的に何をするか我々若者に約束する義務があると主張する。なぜならば大人から引き継ぐ地球は我々子どもたちなのだから。科学を理解できない大人が政治に携わるべきでない。政治にかかわる大人は、我々子供たちの将来の地球を守る必要がある。今の子供たちの将来の住処がなくなれば、自分たちは一生大人を恨むだろうと警告を発した。我々はこのGretaさんの訴えに、充分耳を貸さなければならない。

心臓バイパス手術体験

 最近胸が締め付けられる感じが強くなったので病院に行ってみたら、狭心症の疑いあり、8月26日一泊二日でカテーテル検査をすることになった。大きな画面に心臓を映して医者が調べたところ、三本の冠動脈すべてに90%ほど詰まった部分があり、切開しないと、カテーテルでステントを入れる程度の手術では無理だという。しかも、状況はかなりひどく、すぐに手術が必要と言われた。

 

 すぐにCTやらMRIやらいろんな検査をされ、8月28日ついに大手術の日がやってきた。きわどい場所なので、人工心肺装置をつける、輸血も必要、開胸手術なので当然リスクもありなど、一通り医師の説明をきき、あとは医者に身も命も任せるしかない。幸い、執刀医は見るからに賢そうでこの人に頼ればうまくいくという感じの人だったので、正午から大手術が始まった。まな板の鯉の心境だが、全身麻酔がきいて6-7時間の間どんなことが起こったのか僕には皆目わからない。

 

 目が覚めたら夜9時頃、体の8か所に管が入っていて、口にも大きな管が入っているから声も出せない。苦しいと手で訴えると看護師さんがタンを吸引してくれる。これがかなり頻繁に起こる。きちっとタンを吸引してもらわないと命に別状きたすという話を聞いていたので、必死になって訴え続けて、翌29日、午前10時頃に、ようやく口に入っていた大きな管を引き抜いてくれた。これを抜いてくれると声が出せるので、いくらか人間らしくなったが、管が口に入っている状態では、人間ではなく、理科の実験で解剖させてもらったカエルのようなもの、これ以上苦しみたくないので静かに死なせてほしいと本気で考えていた。でも、立場上、病院側も殺すわけにもいかず、必死に哀れな僕の命を助けれくれた。

 

 ICUから一般病棟に移って何日か後、今度は夜中に悪魔(魔王)に襲われた。手術した心臓を後ろから締め付けてくる。助けてくれーと叫ぼうとしても声も出ない。病室の消灯・就寝時間は9時だ。ようやく我に返って時計を見たら11時過ぎ。このままでは苦しくてどうしようもない。看護師さんを呼んで睡眠薬をもらいようやく朝まで眠ることができた。心臓を開けるなんて非日常も甚だしい、生まれて初めての経験、恐ろしい不思議な経験をさせてもらった。

 

 僕が受けた手術は、冠動脈バイパス手術、何でも、こんな複雑な心臓外科手術を発明したのは、フランス人外科医Dr. Alexis Carrel (1873-1944)、1912年に心臓バイパス手術でノーベル賞を受けたという、僕にとっては命の恩人だ。でも、直接の命の恩人は、岸和田徳洲会病院の薦岡成年医師だ。6-7時間の大手術をやって、また生かしてくれる。従来ならば心筋梗塞(心臓麻痺、急性心不全)などで直ぐに亡くなっているはずの人間を救ってくれているのだから。動脈硬化心筋梗塞の原因というが、高脂血症動脈硬化の原因なのだそうだ。高脂血症にならないためには、silent killerと言われる高血圧とコレステロールを管理しなければならない。神様のような食事療法をしていれば高血圧もコレステロールも問題ないのかもしれないが、塩分も味もない食事をこの先死ぬまで実践していけるのかどうか、病院を出たら自信がなくなってくる。

あおり運転男に相応しい刑罰

代車で借りたBMW SUV3週間で2,000kmも乗り回して各地であおり運転を続けていた男が、816日全国に指名手配され、819日ついに大阪市内で逮捕された。今はdrive recorderという映像を記録する方法があるので犯人を特定できたが、そうでなければ、この男、どこまで危険な運転をしていたか、考えるだけで恐ろしい。
 
宮崎文夫(43才)は、810日午前6:15頃、茨城県守谷市常磐道で、乗用車を運転していた男性の車を後方からあおり、前に割り込んで停車させ、車から降りて運転席の男性の顔を数回殴って、出血するほどの怪我をさせた。BMWに同乗していた愛人の喜本奈津子(51才)は男の暴力を止めるでもなく、暴行の様子を楽しそうに携帯電話で録画していたから、障害幇助罪又は共犯に近い。犯人蔵匿隠避罪(最高懲役2年)も成立する。
 
宮崎は資産家の息子らしく、相続した不動産を貸して利益を上げ、高級外車を買って乗り回すのが趣味のようだ。それも、静かにドライブを楽しむというレベルではなく、あたかも北朝鮮金正恩が運転するように、吾輩の運転の邪魔をしたらただではおかんぞと言うばかりの滅茶苦茶な運転をするから有害な男なのだ。この男の自動車が過去にも何度も繰り返しあおり運転をしていた記録が、今回の事件を機に被害に遭った人から提供されている。警察は、自動車が特定されても運転手が特定されていない、なんて甘ったるいことを言わず、お前が運転していたのでなければ誰に貸してたのか証拠を出せ、と強烈に攻めてほしい。
 
3日で返さなければならない代車を3週間も返さないで乗り回していた行為は横領罪又は詐欺罪に当たる。但し、BMW代理店から損害賠償の請求が来るであろうし、恐らく男は金はあるようだから、全額賠償したら横領罪も詐欺罪もそれ以上追及しにくい。横領罪が成立すれば最高懲役5年、詐欺罪が成立すれば最高懲役10年に問える。危険運転致傷罪(最高懲役15年)を適用してほしいところだが、相手に怪我をさせたのが直接運転していて怪我をさせたのではなく、自動車から降りて怪我をさせたので、危険運転致傷罪は適用できない。しかし、高速道路で相手の自動車を無理に止めさせて結果的に相手に怪我をさせているのだから、危険運転致傷罪の要素は考慮すべきだ。
 
傷害事件を起こしているから検察は傷害罪(最高懲役15年)を視野に立件しようとしているようだ。こんな悪質な男には最高の懲役15年くらいを与えてほしいが、怪我の程度が全治1週間とか2週間程度では、せいぜい数年以内の懲役に収まるのだろう。もちろん免許は取り上げられ、一定の欠格期間(1年~10年)が経過すればまた免許を取り直すことができる。宮崎文夫のような男が、将来また道路上で運転するのは困るので、これを機に法改正をして、生涯免許剥奪処分ができるようにすべきだ。既にドイツでは、社会の安全確保のため、このような人物には、この世で二度と運転できないようにする制度がある。刑務所から出てきたらこういうやつらにはタクシーを利用してもらうのがいい。(昨年、この男は12時間にわたりタクシー運転手監禁事件を起こしているから、タクシー業界としては、ガラケー愛人喜本奈津子を運転手に雇えというかもしれないが)

裁判まで金で買っていた米大富豪の死

810日、正義は金で買うものだと豪語していた米国の億万長者Jeffrey Epstein66才、独身、資産額5001000億円)が、New York市内の勾留施設において、首つり自殺のような状態で死亡したと報道された。男はDonald Trumpのポン友で女遊びの仲間だった。共に自家用機を所有していて、Epsteinボーイング727Trumpを乗せて自分の別荘に招待したり、次はTrumpの飛行機でTrumpの別荘に招待される中だった。男の獄中死亡のニュースにTrumpは「彼はいい奴だが、ここ十数年会っていない」と、今は親密な関係にないと強調する。
 
この男は、ねずみ講などで巨万の財を成した仲間(Steven Hoffenberg1995年から18年間投獄された)の指南役をしたり、怪しいビジネスで自ら財を成したという意味でもDonald Trumpとよく似た人物だ。New YorkFloridaNew Mexicoの他パリにも豪邸を所有し、Virgin Islandとかカリブ海の島にも巨大な豪邸を持ち、自家用機で行き来していた。裁判でわかっているだけでも10代の少女を中心に数千人をマッサージ師として自宅に連れてきて性的サービスをさせ、性的搾取目的の未成年者人身取引(日本では児童買春)の罪で起訴、逮捕されていた。
 
14才から18才までの中学・高校生を中心に、マッサージ代$200$3002-3万円)のアルバイトしないかとリクルートして、自宅邸宅で性的サービスを強要していた。女子中高生をリクルートする若い女性も雇っていて、マッサージの仕方も教えるから大丈夫と安心させ、2-3時間で2-3万円のアルバイトに納得する者もいれば、騙されたと訴える者もいた。訴えられた場合は高額の示談金で解決する専門の弁護士を雇っていた。なにせ1000億円規模の資産がある男なので、一人に$10-$20万(1,000-2,000万円)払って静かになるなら安いものらしい。
 
それどころか社会奉仕もやっているように見せかけ、2002年にはHarvard大学に研究資金として$3,000万(30億円)ほど寄付したりしている。20012005年にかけて多数の10代少女を性的に搾取した罪で危うく重罪になりかけた時は、Harvard大学教授の実力者弁護士Alan Dershowitzを使ってFloridaで検事をしていたAlex Acosta(先月までTrump政権の労働長官)も金で買収し、20086月から禁錮13カ月という司法取引を成立させた。しかも連邦警察署に「診療所」を寄付して、刑務所ではなく自分が寄付した診療所の快適な寝室に収容させたばかりか、週6日間は一日12時間外出許可付きの禁錮刑だ。弁護士も元検事も一生生活に困らない贈物をもらったに違いない。Alex Acostaは、この件がばれて先月労働長官を辞任したばかりだ。男の豪邸でHarvardの弁護士Dershowitzの性的おもてなしに使われたという女性も今回訴えている。
 
男が刑務所で死亡しているのが発見された前日には、元執事をしていた人物が裁判所に提供した招待客のリストが提出されていた。元米大統領Bill Clinton、元上院院内総務、元New Mexico州知事などとともに、英国王子AndrewElizabeth女王の三男)の名前もある。確かにAndrew王子が、今回訴えている女性の腰に手をまわして写っている写真もある。Epsteinは、今回少なくとも禁錮45年以上の刑になると言われていたが、最後の最後まで金で解決しようとしていたはずで、自殺してもらわなければ困るという人物が策略したのではないかと、もっぱらの噂のようだ。