アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

中国の被支配民族

1949年誕生した中国共産党の中国は、チベットチベット族)と東トルキスタンウイグル族)を勝手に支配下に置き、いまだに両地域は中国の一部であると主張する。中国が欲しいのは領土と地下資源。人間は邪魔だから弾圧して殺す。現在のチベット族人口約600万人だか、既に中国による民族浄化(種族の滅亡、Genocide)・弾圧等で100-150万人以上の人々が犠牲となった。中国に抗議して焼身自殺するチベット僧は後を絶たない。10月28日北京・天安門突入事件は、親族が中国公安当局に射殺されたウイグル族による自爆テロだ。

チベット族に対する民族浄化・大虐殺は60年以上にわたって続いており、その内、1980~90年代の大虐殺、拷問について、スペインの全国管区裁判所は11月19日、中国の歴代指導者5人の逮捕状を出した。その中には、元国家主席江沢民(87)、元首相・李鵬(85)など、当時の中国共産党政権幹部が含まれている。前国家主席胡錦濤も告発を受け、捜査対象になっているが、幸い逮捕状は出ていない。この事件をスペインの裁判所に刑事告発した人権団体メンバーに、スペイン国籍を持つ亡命チベット人僧侶がいて、スペインの裁判所には、海外での反人道犯罪などの容疑者に逮捕状を出す権限が与えられている。裁判所は7年間、審理を続けた結果、「元高官に出廷を求める十分な証拠がある」と結論付けたのだ。当然、中国は余計なお世話をするなとスペインに文句を言っている。

ウイグル族に対する民族浄化活動も現在進行中だ。現在、「新疆ウイグル自治区」とされているところは、元は「東トルキスタン」という国家だった。(「新疆」とは「新しく支配した辺境」という意味)チベット族人口約600万人に比べて、ウイグル族人口約1,150万人というから、民族浄化といっても60年くらいでこの世から抹消できるものではない。その一環として東トルキスタンで行った中国の核実験は、1996年までで合計46回(爆発回数)、これにより急死19万人、甚大な放射線障害を受けた被害者129万人(但し、そのほとんどは2008年のまでの調査で死亡した)と札幌医大高田教授は報告している(2009年5月1日発表)。高レベル核廃棄物の処分場に利用されているのはチベット高原だ。地下10-20mの浅層処分だから、チベット族民族浄化に使われている。

要するに、中国はチベット族ウイグル族もいて欲しくないのであって、土地を手に入れるのを唯一の目的としているのだ。尖閣諸島琉球(沖縄)も全部中国の土地にしたがっている。幸い尖閣には日本人は住んでいないけれど、沖縄が中国に占領されたら間違いなくそこに住む日本人は邪魔になる。その時初めて我々もチベット族ウイグル族の悲哀を味わうことになるだろう。