アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

四面楚歌の韓国女性大統領

反日嫌味を信条とする韓国大統領パク・クネ(父親は1962-1979年韓国を支配したパク・チョンヒ、1979年暗殺)、米中等距離外交でうまくいっていたと思っていたが、そろそろ踏み絵の時期が到来したようだ。経済では大幅に中国に依存し、国防では在韓米軍(28,500人)ただ乗りで、20132月就任以来、世界の二大国を自国に有利なように利用してきた。だが、利用される相手国にはそれなりのご利益がなければならない。
 
中国は韓国市場を取り組むことで輸出が増え経済的ご利益がある上に、韓国と親密な関係を維持する限り、米韓相互防衛条約を締結している韓国の軍事的脅威を実質的に少なくすることができる。(韓国の背後には米国が控えている) 米国は中国の仮想敵国だ。韓国は中国と親密にすることにより日米軍事同盟に対する軍事的脅威を減らすことができると考えている。歴史問題など難癖をつけ、日本を韓国の仮想敵国としているからだ。
 
しかし、日本の背後にも米国が控えている。竹島をめぐって日韓が対峙することになった場合、日米安保条約と米韓相互防衛条約のどちらが優先されるのか、米国は明言を避けている。尖閣諸島をめぐって日中が対峙した場合は、日米安保条約を根拠に米軍が出動すると発言しているが、共に同盟国である日韓がもめることは米国の想定外だ。
 
先月、中国の国際法を無視した南シナ海岩礁埋め立てを黙認できないとして、米艦隊が中国の主張する12カイリ「領海」内を自由航行した。日本はいち早く米国支持の立場を表明したが、韓国は南シナ海は重要な海上交通路であり、航行の自由が保障されるべきだ」と傍観者のような発言しかしていない。現実に米中に衝突が始まった場合、二股外交のパク・クネにとって、深刻な悩みが発生するが、その前段階の時点でもまだ態度を表明しない一国の代表者が、米国の信頼を得られることができるだろうか。
 
中国と言えば、神も法も恐れない中国共産党CEO習近平の経営する国家だ。韓国は、隣国中国を敵に回して、なんのご利益もないどころか、簡単にひねりつぶされる程度の小国だ。もう一方の隣国北朝鮮には、これまた神も法も恐れるに足りないというチンピラ若者が核兵器を開発して、争い事を求めて待ち構えている。中国の脅威と北朝鮮の脅威のどちらがより現実的か、冷静に判断しなければならない。北朝鮮であるならば、パク・クネさんは、米中どちらが自国を防衛してくれる可能性があるか、見当をつけておく必要がある。中国と北鮮は性格がよく似ているからか、親密にお付き合いしている。中国が韓国を利用しているだけなのは誰が見ても明らかだ。米国は南シナ海自由航行を強行することにより、パク・クネに「踏み絵」を突きつけたようなものだ。
 
本日、パク・クネ就任後2年半以上にわたって一度も開催されていなかった日韓首脳会談が行われている。日・中・北鮮・米国の間に挟まり、悩める女性はどこに行こうとしているのだろうか。