アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

最高裁無罪男に懲役16年

中勝美という根っからの犯罪者は、過去に最高裁で無罪を勝ち取ったことのある男だ。日本の裁判所に、犯罪者を犯罪者と認めさすのは大変な作業のようで、特にわからずやの裁判官が登場すると、灰色も黒も白くなる。2008年、舞鶴高1女子殺害事件の被疑者として逮捕された中勝美は、防犯カメラにも映っており、犯人しか知りえない秘密の暴露があるにもかかわらず、まんまと無罪を勝ち取った。ピンクっぽいベージュを「ピンク」と言うのは「秘密の暴露」にあたらないという裁判官は、ピンクとベージュの間にほぼ無数にある色見本張(Pantone color book)を見てから判断すべきだろう。ファッション業界では、ベージュ系のピンクだって数え切れないほどある。無罪にしてあげたいから無罪にしたとしか考えられない。
 
この男の犯罪歴を見れば、いくらか真実が見えてくるのではないか。25才で交際相手の女性と女性の兄の二人を刺殺、殺人罪により懲役16年の判決を受け、仮釈放まで12年間服役している。次に43才で若い女性を強姦目的で暴行、傷害・強姦未遂罪により懲役6年の判決を受け、6年間刑務所で暮らしている。60才で舞鶴高1女子殺害事件をやったと推測されるが、実は、その7年前、53才の時に、中勝美の住居地近くで舞鶴3女子殺害事件(首を刃物で切られた遺体が発見された)が発生しており、未解決事件となっている。証拠がなく、別件の逮捕もできなければ犯人は永久にわからない。舞鶴高1女子殺害事件の時は、以前の賽銭泥棒と女性下着の窃盗により別件逮捕された。
 
最高裁が中勝美に、舞鶴高1女子殺害事件で無罪の判決を出した後、彼は大阪・西成に移り、生活保護を受給しつつ、窃盗事件を起こし、65才で懲役12か月の判決を受け、服役した。66才で出所して、今度は、大阪市北区の雑居ビルで、38才の女性を刃物で滅多刺しにして、意識不明の重体にするという事件を起こし、現行犯逮捕された。今月4日に出た大阪地裁判決は、「女性の人格を無視した身勝手極まりない犯行で全く反省がうかがえない」として中勝美に懲役16年を言い渡した。計算上83才で出所すると思われるが、このような、人生の大半を、犯罪を犯すか、刑務所で捕らわれの身になっているかで過ごしている人間を、人間扱いする必要はなく、一事不再理などと言わず、再度、舞鶴高1女子殺害事件を審議して、満期になっても、このような人間の姿の獣を社会に出さないようにすべきだ。この獣の人格と、将来、被害に遭うかもしれない善良な女性の人格は同じではない。高1被害者の母親が言う通り、このような男を「社会に出すことがあってはならない」のだ。その後の男の犯行を見ても、無期懲役とした舞鶴高1女子殺害事件一審判決を下した素人裁判員の方が、上級裁判所のプロの裁判官より、ずっと鋭い嗅覚を持っていることがよくわかるというものだ。