アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

愛犬返還請求事件岸和田地裁判決出る

92日、ついに犬の里親裁判の判決が出た。犬を返せと訴えた原告に対し、「請求棄却、訴訟費用は原告の負担」と判決が出た。インターネットのペット里親サイトで、犬を里親に出したいという投稿に応じた里親志願者が犬を引き取った後、愛犬を里親に出した老夫婦が寂しさのあまり、犬を返せと騒ぎ立てて裁判所に訴えたのだ。
 
「自分は明日から23週間入院するので、1週間ほど試しに里親に出しただけで、譲渡したのではない」と証人喚問で証言した爺さんの主張は、「不自然というほかない」と、嘘が裁判官に見破られた。1週間試しに預託しただけと主張しながら、血統書も里親に渡しているのはなぜか、裁判官に問われて、「そんなもの必要ならいくらでも再発行してもらえる」と爺さんは居直ったが、「一時的に預けるつもりであったのであれば、血統書を里親に渡す必要は全くないと言わざるを得ない」と裁判官に反論された。「原告が被告に本件犬の血統書を渡したということは、本件犬について、原告が被告に譲渡する意思であったことを示すとするのが自然かつ合理的である。」と判決で裁判官は述べた。
 

永久譲渡か一時預託かの争点につき、裁判官ははっきり「原告が譲渡したと強く推認される」と結論付けているので、返還請求に理由はなく、1才半のチワワを返せと騒いだ堺の老夫婦(共に75才)は裁判で負けた。この老夫婦の訴訟代理人を務めた弁護士(大阪弁護士会所属金井塚康弘)は、金になることは何でもやるハジガイなしの人間であることは、広くインターネット上で知られているところだ。大阪弁護士会人権擁護委員会副委員長であった1999年、会社の不法行為を大阪人権擁護委員会に訴えた社員の情報を、金井塚は、会社側に人権救済申立があったこと及び事件が本調査に移行したことを内密に伝えたのだ。この弁護士の守秘義務に違反した行為に対し、日本弁護士連合会から懲戒処分を受けている。「深く反省している」というので「戒告」の処分で済んだが、どう見ても甘すぎだ。3か月以上の業務停止命令とすべきところだった。

 
鹿児島国際大学経済学部の採用人事をめぐる選考過程、教授会審議、運営等が不当だったとして、学園理事会が三教授を一方的に解雇して始まった不当解雇事件の裁判で、学校法人という組織権力の行った人権侵害を正当化することはできないと、学園の顧問弁護士が辞退した後、わざわざ大阪から鹿児島まで出向いて、訴訟代理人弁護士に就任したのは金井塚だった。金になるなら、教授を不当解雇する学校法人の味方もするのがこの男だ。鹿児島地裁福岡高裁と学園理事会は裁判に負けても、しつこく最高裁に上告したが、平成18.10.27最高裁決定で「上告棄却」となり、金井塚の敗訴が確定した。(http://jinken-net.org/saiban/kakokudai/saikousai20080321.pdf)
 
いやしくも弁護士なら、金のために法律の知識を悪用するのではなく、真実を明らかにするため、正義を実現するために法律の知識を駆使すべきであろう。今回の愛犬返還請求事件裁判でも、金井塚は、事実を捻じ曲げ、相手の揚足を取って貶めようとしたが、最後は裁判官に見透かされた。チワワの里親、万歳!里親の男性は本人訴訟で悪徳弁護士を粉砕したぞ!