韓国史上初の女性大統領パク・クネは、憲法裁判所初の大統領弾劾訴追を妥当と判断され、罷免が決定した。8人の裁判官全員一致の判断だ。元大統領朴正熙の長女というだけでエセ呪術師一家に利用され、最初から最後まで操り人形だったが、世界にも韓国人民にも、はた迷惑な女だった。この元大統領を操っていたのは崔順実（チェ・スンシル、60才）という女。この女は崔太敏（チェ・テミン、1912～1994）というエセ呪術師の娘で、父チェ・テミンが1994年死亡後は、父になり代わりパク・クネを精神的にコントロールしていた。元大統領朴正熙の娘とあって、知名度は抜群、チェにそそのかされて1998年選挙で政界デビュー、2012年の選挙で大統領に当選した。
チェ・スンシルは1995年に鄭潤会（チョン・ユンフェ、又は鄭允会=チョン・ユネ）という男と結婚していたが、パク・クネが2013年1月大統領に就任するとチェ・スンシルはこの夫を大統領の秘書として差し出し、翌2014年には離婚している。パク・クネに気に入られた夫をパク・クネに捧げたことで、チェ・スンシルは生涯パク・クネを完全に操ることができるようになった。貧しい呪術師（他にキリスト教の牧師、仏教の僧侶など転職もしている）だった亡父チェ・テミンの娘チェ・スンシル一族の保有資産は、不動産など300億円以上となっており、すべて不法に入手したものだ。時効が完成していない部分について、これから没収されることになるだろう。
2014年4月フェリー・セマウル号転覆で死者・犠牲者300人以上を出した大事故が発生したにもかかわらず、大統領パク・クネの所在が7時間に渡ってわからず、適切な救助指示も出さなかったと非難されたが、この7時間の間、女大統領がチョン・ユンフェ（正式結婚はしておらず、秘書兼愛人）と密会していたとか、整形手術を受けていたとかいろいろ言われていて、本人がしゃべらないので真相は闇の中だ。この空白の7時間について憲法裁判所は証拠不充分で判断を下さなかったが。
チェ・スンシルの娘チョン・ユラ（20才、実の母親は未婚のパク・クネとの噂も）も元女大統領の庇護を最大限に受け、高校も140/194日欠席しながら卒業させてもらい、あり得ない超名門の梨花大学にも大統領のコネで入学させてもらった（その後ばれて退学）。チョン・ユラは乗馬が好きなので、スポーツ振興名目で大企業から70億円の寄付を集めさせ、これが憲法裁判所で、チェ・スンシルと元大統領の共謀による不当利得と判断された。チェ・スンシル母娘の欲がもう少し控えめであったならば、来年1月までパク・クネを大統領職にとどめて、自己の財産をもっと増やすこともできたと思うが、人間、いい思いをすると欲は際限なく広がるもので、最終的に墓穴を掘ることになったのだ。
