アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

日馬富士は相撲界から追放せよ

 またモンゴルのイメージが悪くなった。横綱日馬富士33才)が幕内力士貴ノ岩27才)に暴力をふるい、全治一カ月程度の重傷を負わせたという。1021日、ここ岸和田場所の後、1026鳥取場所と地方巡業が続き、1112日に始まった福岡の九州場所に続くが、1025日夜、モンゴル人力士十名ほどによる鳥取場所前夜祭の宴会で事件が発生した。日頃から貴ノ岩が先輩横綱を含む兄弟子にろくに挨拶をしないと注意し始めたところ、貴ノ岩の着物の帯にさしていたスマートフォンが鳴って、貴ノ岩が操作しようとした瞬間に、日馬富士がビール瓶で襲ってきたというのだ。
 
ヤクザ横綱は、テーブルにあったビール瓶で近くに座っていた貴ノ岩の頭を思いきり殴り、貴ノ岩は血を流して倒れたが、更に貴ノ岩にのしかかるようにしながら素手2030回ほど殴打を繰り返したという。これがヤクザならいざ知らず、一介の力士としても決して許されるものではない上に、横綱としてあるまじき行為であることは火を見るより明らかだ。しかも、荒れた日馬富士は、止めに入った横綱白鵬をも突き飛ばし、止めようとした他の力士たちも蹴散らかしたというから、酒に酔った獣の様相をしていたらしい。
 
一方の公益財団法人相撲協会の方も、その後の対応がいかにもまずい。112日に警察から連絡を受けて初めて事件を知ったという(が嘘だろう)。九州場所初日の前日(11日)の臨時理事会でも議題にせず、単なる力士間の悪ふざけとの認識だったようだ。いやしくも公益財団法人として、「学術、技芸、慈善その他の公益に関する事業」を行うことに対し、非課税になるなど税制上の優遇措置が取られているのであるから、このような「公益」とは認められない団体に対しては、公益財団法人の認可を取り消し、全日本プロレスと変わらないから株式会社に組織替えすべきだ。
 
公益財団の横綱4,500万円以上の給与などを受け取り、各種の手当てなどを含めて一般的に1億円ほどの収入を得ている。この財源は興行収入のみならず、一般人の寄付(非課税)から成り立っている。奨学金や留学生支援団体の寄付などが非課税になるのは納得いくが、このようなヤクザ横綱に渡る金まで非課税の寄付になるのはどう考えても納得いかない。彼らは格闘技で強いモンゴル人で、日本には単に出稼ぎ感覚で来ているのだろう。暴力事件を起こして横綱をやめた朝青龍も結局出稼ぎに来ていたヤクザ相撲取りだったことが証明された。
 
日本人力士・親方でも死亡事故まで起こすヤクザがらみの者がいたが、当然、国籍には関係なく相撲界からは追放されなければならない。現に2007年、当時の時津風親方(元小結双津竜)が新弟子(当時17才)の頭をビール瓶で殴るなどのリンチ死亡事件を起こし、懲役5年の実刑判決を受け、相撲協会からは除名の次に厳しい解雇処分を受けている(服役中に死亡)。貴ノ岩の診断書には、「脳振盪」と記されているから、彼は一度は意識を失っており、他にも「左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑い」などと、ただならぬ衝撃を受けたことが判明している。このようなヤクザ横綱をかばうようなら、「公益」財団法人の看板を外さなければならない。