アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

対韓輸出規制で大苦境の韓国

韓国人元徴用工問題で、何ら解決する意思のない韓国に対し、ついに我が国は韓国経済に大打撃を与える戦略物質禁輸措置を発令した。韓国の稼ぎ頭は半導体産業だが、その基礎となる戦略物資は日本企業が世界シェアの約90%を占める。超高純度フッ素化ポリイミドfluorinated polyimide)は半導体産業に絶対になければならず、これなくして韓国が得意な特殊半導体は生産できない。メーカーはステラケミファ、森田化学、ダイキン3社しかなく、世界の90%以上を生産している。「超高純度」でなければ他社でも作れるようだが、このレベルのモノはほとんど無理という。 


今回、同じく対韓輸出規制対象としたレジスト(resist、感光材)・エッチングガス(etching gasフッ化水素)も世界生産量の約90%を日本の数社が生産しており、日本企業の独壇場だ。もちろんこれらの素材がなければ韓国が強い特殊半導体は作れない。あまりにも文在寅(ムンジェイン)政権が国際法を無視する無法国家となってしまったため、日本政府も本気で対抗することにした。
 
この3品目の輸出規制で打撃を受けるのは日本のメーカーではなく、韓国の大手4社といわれている。最大の被害者はサムスン電子Samsung Electronics)、従業員307,000人。在庫は30-40日分しかないというから、昨日から始まった輸出規制でこれらの素材が入ってこなくなれば、秋には工場閉鎖、従業員一時帰休としなければならない。米国などに長期の製品納入義務を負っているだろうから、海外顧客からの損害賠償請求も視野に入れる必要がある。なにせ、日本が輸出しないなら他から仕入れるということができない。韓国製半導体のアキレス腱だからだ。サムスン電子のほか、SK HynixSamsung DisplayLG DisplayLG電子グループ)も、酸素がなければ生きることができない細菌同様、秋には工場閉鎖、従業員解雇となるのだろう。
 
文在寅は労組の利益を代弁しており、最低賃金を大幅に上げて支持母体に答えてきたが、従業員の大量解雇は想定外。ただでさえここまで悪化した韓国経済のうえに、更に味方の労働団体からも見放されること明らかであり、あと三年もつ保証はもうどこにもない。先日は25万人の国民から大統領弾劾の請願が出されたところだ。
 
超高純度フッ化水素は、軍事転用可能物質であり、現に韓国から北朝鮮にこの戦略物質を横流しして、北朝鮮がそれを使って6フッ化ウランという物質を作っているという事実が、国連に報告されているとのうわさもある。今回の日本の対韓輸出規制は、徴用工判決に対する韓国の方針に対抗して日本が出した対抗措置だが、いずれ真相が判明する頃には、国連が戦略物質を北朝鮮横流しする韓国に対して国連の制裁決議が出る可能性もあるだろう。
 
ここまで来ても、現実が見えない文在寅はWTOに提訴するなどとたわごとを言っているが、軍事転用可能物質につき国家間の信頼関係が崩壊した以上、WTOで議論すべき問題でもなくなる。盲目の大統領を選んだ隣国の国民は何と哀れなことか。