アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

新型コロナウイルスで中国共産党の終わり

 新型肺炎コロナウイルスの攻撃は留まるところを知らない。1週間前に比べて中国の発表は感染者2.4万人→4.5万人、死者490人→1,100人と倍増だがこれは実態ではない。あまりにも多すぎてわからないというのが正しいようだ。感染源と言われる武漢市を独自に調査していた市民ジャーナリストと称する人権派の弁護士(陳秋實氏、Chen Qiushi、34才)の報告によると、人が多すぎて病院に行っても診察してもらえず、重症の患者ですら病院のベッドが不足して帰宅させられているというから、これらの人たちは中国政府の発表する数字に含まれていない。

 

 例によって、実態を勝手に調査してSNS等で事実を発信する人間は、中国では罰せられるので、件の弁護士も2月6日午後7時以降、家族や友人と連絡が取れなくなっている。当局に拘束されているのだろう。彼が調べたところ、人口1,100万の武漢市で、一つの病院に割り当てられるウイルス検査キットは数百個しかなく、まず医療関係者が優先的に使うので、患者に回るのはごくわずか、従い、運よく検査してもらえる人はほんの一握りだけだ。病院に行っても、どうせ寒い外で何日も待たされるだけだから、家に留まるという選択肢しかないようだ。弁護士がどの病院に行っても医療関係者にインタビューすることができない。皆、当局から一切の取材に応じるなと命令されているのだ。

 

 12月末に自身が勤務する武漢市中心病院で新型coronavirusと思われる患者が7名発生したと警鐘を鳴らした医師(李文亮氏、本人は眼科医、34才)は、すぐに警察に連行され、2度と虚偽の情報を広めませんと誓約させられ訓戒書を渡された。この医師はその後自身も新型coronavirusに罹患し、2月6日午後9時に亡くなっている。彼のように未知のcoronavirusが蔓延しているので注意するようSNS上で呼びかけた医師は他にも7名いたが、全員警察に連行され、訓戒書を渡されたという。

 

 その一人、武漢協和医院勤務の乳腺腫瘍科の女性医師(謝琳卡氏、39才)も12月末、SNSに「原因不明の肺炎に似た症状の人をうちの病院で多数受け入れています。皆さん、マスクをつけ、よく喚起をしてください。」と投稿したところ、虚偽の情報を流布したとして警察に連行され、訓戒書を渡された。(受け取らなければ帰宅できない)彼女は、大学院では感染病学を専攻していて、勤務する病院が発生源とされる華南海鮮卸売市場の近くだったため、未然防止策を呼びかけただけだが、このような良心的医者8名とも虚偽情報流布として警告を受け、罪人同様の仕打ちを受けたのだ。

 

 先月末 Singapore で100人ほどのbusiness会議に出席した英国人男性が、会議で接触した中国人から感染し、フランス人・英国人合計11人に感染させたことが発覚した。症状のない状態で感染するから厄介だ。どうやら空気感染(空気中に浮遊する微粒子を通して感染)するようで、目に見えない敵と戦うことになり、人口の多い中国で、これだけ多数の人間を病院や住居内に隔離するのは非現実的、ワクチンの開発を待たなければならないが、WHOは1年半ほどかかるだろうとの見通し。習近平の情報統制、情報隠蔽が原因で、中国共産党の支配は終わるのではあるまいか。