アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

習近平に巨額損害賠償請求

 ドイツ最大の新聞「Bild」の編集長(Julian Reichelt)が、中国・習近平に対して、新型コロナウイルスにより世界を欺いた結果、ドイツが被った経済的損害が$1,650億(約18兆円)になると、同額の損害賠償を請求した。観光業、航空業、映画産業などを始め、中小企業の被害額も含まれる。習近平は、武漢で起こった新型coronavirusが極度に感染力が強いことを知りながら、隠蔽し、外部世界に知らせず欺いた。しかも、欧米の科学者、研究者たちが武漢で起こっていることに質問をしても中国は一切答えなかったと、損害賠償を要求する根拠を示した。

 

 新型coronavirusは海鮮市場ではなく、その近くのウイルス研究所から流出したとの情報もある(米Trump政権もその見方だ)。欧米の専門家が安全基準に問題あると以前から指摘していたのに、耳を貸さなかったからではないか。習近平の態度は、あまりにも高慢であり、自国民を監視して、抑圧するだけでなく、感染についての重要な情報をも抑圧することで全世界を危機にさらしたと主張する。現在のドイツの感染者数は16.6万人、死者7,000人。

 

 確かに、12月末の時点で武漢の医師8名が、SARSに似たcoronavirusに感染した患者が急増しているから皆さんも気を付けてくださいと情報をSNS上に流した途端、この医師たちは武漢の警察に呼び出され、「事実でない情報を発信、転載した」として、「社会秩序を乱す違法行為」をしたと認めた上、二度とやりませんと誓約させられ、訓戒書を渡されている。その時点で、医師たちは新型のcoronavirusの正体はわかっていなかったが、人から人に感染すると知っていたので、人々が知っておかなければならないとSNSで情報を広めようとしたのだ。中国政府系研究グループの論文では、「去年11月下旬には人から人への感染が始まっていた可能性がある」と発表しているものの、その後この論文は当局から削除された。

 

 武漢で見たことを正直にSNS上に投稿した者は、社会秩序を乱す違法行為をしたとして強制連行されるなど、監視国家丸出しの習近平独裁者に対し、ドイツ新聞Bildの編集長は、ついでに、「習近平よ、あなたは国家を監視によって支配している。監視制度がなければ、あなたは国家主席とはなっていない。国民の行動すべてを監視しているのに、武漢の新型coronavirusをきちんと監視することを怠った。ウイグル政治犯を完璧に監視できていてるのに、武漢海鮮市場の感染症を監視できないはずがない。」と続ける。

 

 編集長はジャーナリストらしく、習近平は、他国の知的所有権を盗むことにより中国は発展してきたが、若者に自由を与えなければ、中国発の斬新な発明はあり得ないとこき下ろした。米国Trumpも、このドイツ新聞編集長の主張に共感し、アメリカも中国に対し、損害賠償請求を準備していると呼応した。まだ請求額がいくらになるか定まっていないが、ドイツが請求した金額よりはるかに大きいだろうと述べている(米国の感染者121万、死者7万人)。アメリカは、別途、複数の州が独自に中国に損害賠償請求を準備しており、訴訟大国が、ついに習近平に対し法的に本格的に動きそうだ。新型コロナでTrumpも終わるだろうが、習近平も終わるかもしれない。