アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

オリンピック女子サッカーの真の勝者は?

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女子サッカー勝戦で日本チーム「なでしこ」に勝った米国チームは自分達に都合のいい主審がいたという幸運が後押ししてくれたと正直に認めている。試合前半26分に宮間選手の蹴ったボールがペナルティエリア内で米ヒース選手(Tobin Heath)の左腕に当ったにもかかわらず、ドイツ人主審(Bibiana Steinhaus)は日本選手数人が一斉に手を挙げて米側のファールをアピールしたのにこれを認めず、プレーを続行させた。米側ハンドの反則はなでしこのペナルティーキック(PK)となるべきもので、その時1:0で優勢だった米側が同点になる可能性があった。更に後半開始早々の2分、またもや宮間選手が米側ゴール左から蹴ったボールを熊谷選手がゴール目がけて蹴る瞬間、熊谷選手をマークしていた米選手が、背後から熊谷選手を両手で抱きかかえてプレーを妨害したのだ。テレビ中継でも、解説者が「ホールディング(反則)をとられてもおかしくない」と話していたが、主審Steinhausはここでも米側のファールをとらなかった。主審が真面目にファールを宣告していれば日本側に2個目のPKが与えられていたはずだ。しかも意図的なハンドやホールディングで相手チームの得点又は決定的な得点の機会を阻止するプレーをした選手は退場を宣告され、その時点で米チームは選手を一人失うので日本側が数的優位に立つことができた場面だ。

この決勝戦の得点は米日2:1で結果は米国の金メダルとなったが、米側2個のゴールを決めたロイド(Carli Lloyd)選手が「あれは明らかにハンドだった」と試合後報道陣に語っている。彼女はオリンピック史上初の観客8万人超の女子サッカー試合決勝戦で最も重要な場面はときかれて「Tobin Heathのハンドだ」と正直に答えている。近くにいたラピノー(Megan Rapinoe)も「あれはハンドだった(It was a clear hand ball.)」と認めている。それもそのはず、この試合ではなでしこのボール保持率は58%であり、技術力、チームワーク力では圧倒的になでしこ優勢だった。にもかかわらずアメリカが勝てたのは体力(toughness)と強運だとLloyd選手は分析している。主審がSteinhausでなければ結果は違っていたはずで、なでしこは昨年のワールドカップと今年のオリンピックの両方で金メダルという史上初の快挙をなしていたはずだ。

準決勝で米国が対戦した相手は最終銅メダリストとなったカナダ。その準決勝戦で米国は最後に4:3でカナダに逆転勝ちしたがこの時は主審がカナダ側のハンドを宣告し、後半35分、米側にPKが与えられ、これで2:3の米側劣勢を3:3の同点とした。カナダ選手の腕に当たったボールを蹴ったのはRapinoe選手だった。対カナダ戦の主審がノルウェー人女性でなくドイツ人のSteinhausであったならハンドとならなかったかもしれない。勝つために強運は必要だ。カナダは後半35分に同点されるまでは常にリードしていたのでゴールキーパー(McLeod)は何度もボールを持ったままなかなか放さず明らかに優勢のまま時間切れを狙っていた。規則上GKが6秒を超えてボールを手元に持っていてはいけない。これを米側ワンバック(Abby Wambach)選手がしつこく主審に何度もアピールし、ついにその分の延長(extra time)を勝ち取った。その追加延長3分で運よくモーガン(Alex Morgan)のヘッディング・シュートが決まり逆転勝ちできたのだった。カナダはノルウェー人主審が最初からアメリカを勝たすと決めていた、我々は負けなかったと主審を非難している。運命の女神はこの時ハンドをとって米側の見方をした。そして決勝戦ではドイツ系女神がハンドをとらず米側にほほ笑んだ。所詮、金も銀も銅もほとんど実力の差はなく、誰かを金銀銅に決めなければならないから運に決めてもらうというものなのだろう。ドイツの新聞は自国の主審(Steinhaus)がハンドをとらずPKを日本に与えなかったのは明らかな誤審だ報道して、日本チームに金メダルが与えられなかったのはSteinhausが間違ったからだと主張している。なでしこの銀メダルは絶対に金メダルに値する!