アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

2010-01-01から1年間の記事一覧

ヨーロッパの交通違反

しゃれたパリの警察の話。パリの街でバス停に間違って自動車を停めてちょっとクレープを買いに行き10分以内に戻ってきたところ警察に見つかっていた。外国で罰金かと思いきや単なる置手紙。イタリアのナンバープレートだから外国車、車に張ってあった紙には…

一西ドイツ市民の夢

『この橋を通って百年の長きにわたり共に過ごした国が又いつか結ばれるであろう。ザーレ川は国境の東端でも国境の西端でもなく、我々にとってはドイツの真ん中を流れる川である。』(Auch diese Brücke wird einmal die jahrhundertelang zusammengehörenden…

スペインの血とドイツの精神

スペインの血(Spanish blood)とドイツの精神(German mentality)の組み合わせが子供に残せる最高のプレゼントと教えてくれたスペイン人がいた。スペイン人でありながら、スペイン人はドイツ人の勤勉さを見習うべきだと信じて、自分の子供を(両親共にスペ…

ラテン式遵法精神

法律を守るゲルマンと法律の趣旨を理解するラテンはどちらが賢いか。強風で信号機が壊れてぶら下がっていた。電気系統も壊れてしまい一方はずっと赤、他方はずっと緑となっていた。ドイツ人は何時間も赤信号で待つ。絶対に赤信号で直進しないので、しばらく…

ラテン的親切かゲルマン的余計なお世話か

前の車が信号機が変わったのに気がつかないときに後の車が合図するのは親切か意地悪か。ラテンでは前の車の運転者が信号が変わったにも拘らずおしゃべりに夢中で気がつかないということがよくあるからか、後の車が合図をして教えてあげるのが常識となってい…

ゲルマンとラテンの価値観

ゲルマンの質実剛健とラテンの楽天主義はどちらが賢いか。夏休みの旅行で昼食時に高速道路のサービスエリアで見た光景が忘れられない。優雅な大きいベンツから降りてきたドイツ人家族は組み立て式の椅子を出して用意してきた冷たいサンドイッチを食べ始めた…

イタリアの中の極小独立国サンマリーノ

イタリア・アペニン山中に世界最古の小さな共和国がある。共和国の成立時期は確定されていないが4世紀には自治団体が存在していた記録があるというので共和国成立の時期を4世紀としているようだ。キリスト教信者のマリヌス(後の聖マリーノ=サンマリーノ)…

故帝京大学元総長のリヒテンシュタイン銀行口座

2008年に死亡した帝京大学元総長がリヒテンシュタインの銀行口座に約15億円にのぼる金融資産を持っていたことが東京国税局にばれて、息子の現帝京大学理事長ら遺族が相続税脱税により約4億円の追徴税(過少申告加算税を含む)をとられていたことが11月3日の…

Mr. Franco Rossi逝去

1981年ミラノに赴任した翌年ごろと思うが繊維原料拡販のため代理店として紹介された人がこの人だった。当時100kgほどはあると思われる大男だったが、その後一日二食にして減量に努め20-30kgくらいは体重が減ったと思われる。実家は麻の漂白業、麻の天日漂白…

ほぼ全国民が金持ちの国モナコ

リヒテンシュタインよりももっと裕福な国民の集団がある。南フランスの中の飛び地として残るモナコ公国は世界銀行の統計による一人当たり国民所得がダントツの世界一だ(2009年統計約20.4万ドル、日本は約3.8万ドルだから日本人の5倍以上になる)。主な収入…

もうひとつの極小国リヒテンシュタイン

中部ヨーロッパ・アルプス山中、スイスとオーストリアに挟まれた人口35,000の国を所有している人がいる。リヒテンシュタイン家のハンス・アダム二世(国家元首)だ。この人物はヨーロッパの君主の中で所有資産が最大(2位はモナコ国王)、リヒテンシュタイン…

極小国アンドラの外交術

スペインとフランスの間にあるピレネー山脈にある国アンドラは小国であるがゆえにどこの国にも併合されずいまだに独立を維持している。1950年代半ばの人口統計では約5,700人、産業といえば農業と牧畜、幸いにして余りにも小さすぎてわざわざ軍隊を出して戦争…

小国スイスの知恵

人口700万ほどのスイスが周りの国から攻められることもなく独立を維持できる背景には20才~36才までの男子全員が毎年十数日間軍事訓練を受け、いざという場合は国民全員で国を守ると行動で示すことらしい。会社員が兵役期間に仕事を離れても給料はもらい続け…

絶対不神聖バチカン帝国銀行(Wholly Unholy Bank)

スイス人傭兵が雇用主に最も忠実に命をかけて戦うという評判からいまだにバチカンの衛兵は全てスイス人だ。この雇用主はイタリアの中にある世界で最も小さな独立国(0.44km2)でカトリックの総本山。バチカンの全人口約800人のほとんどはカトリック聖職者だ…

スイスの紙幣ビジネス

スイスを旅行してすぐに気付くことはなんと豊かな生活をしている国民であるかということ。スイスが人口700万人強であれだけ贅沢な生活ができるのもスイスフラン産業による。1980年代でスイスに銀行の本支店は 11,000軒あった。当時人口は600万強。600人弱に…

スイスの番号口座

スイスは永世中立国などときれいなことをいっているが、主な産業は「スイスフラン」とみる。世界中の金持ちがスイスフランを買ってスイスの銀行に貯金を残して死んでいく。番号口座は本人の番号とサインがなければ支払しないから法定相続人が出向いても受け…

地下経済

債務不履行寸前のギリシャがEUから莫大な金融支援を得て立ち直ろうとしているが原因の一つが30%以上と言われる闇経済(地下経済)だ。地下経済が地上経済の3-4倍規模という北朝鮮は論外としても、「世界の地下経済規模推計」によれば、世界には地下経…

ストックの意味

失業率20%という1980年代のイタリアで餓死者が出ず人々の暮らし向きは当時の日本より優雅に思えたのはなぜか種々考えさせられた。たまに買い物に行っていた小売店の店員さんと親しくなり自宅に呼ばれたことがあった。4階建てくらいの建物で3階に店員さん家…

イタリアの夏休み

1980年代のイタリアは経済的に国家破綻のがけっぷちにあり、当時イギリスかアメリカの新聞で「貧しいイタリアには金持ちがたくさんいる。(Italy is a poor country full of rich people. )」という記事を読んだことがある。20%という高失業率のもとで、…

現在、準備中です。

現在、準備中です。近日中にはスタートする予定です。スタート次第「お知らせ」欄に掲示いたしますので、よろしくお願いいたします。