アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

Trump弾劾への確実な第一歩

 Trumpを弾劾せよという運動が全米で広がっている。恥知らずのならず者、詐欺師、異端者などいろんな代名詞がついているが、大方のアメリカ人は従来の「大統領」に持っている印象がすっかり変わったと感じているようだ。しかし、民主主義国アメリカで、一応選挙で選ばれた男だから、4年の任期が終わる前に辞めさせるのは大変な苦労を伴う。
 
その選挙が、ロシアの偽ニュース・偽Twitterなどで間違った情報をあたかも正しい情報のように無数に流した結果、有権者が対抗馬のHillary Clintonを悪者だと勘違いしてTrumpが当選したという経緯がある。間違いでも当選してしまったら通常は4年間は安泰のはずだが、Trumpの場合はそれがやばい方向に進みだしたのだ。
 
もともと、Obama大統領に解任された元陸軍中将Michael Flynn58才)が、Obamaさん(民主党)に対する腹いせでか、共和党Trumpを応援することになり、先の大統領選挙でTrump選挙参謀として暗躍したのだ。その間、民間人でありながらロシアの駐米大使KislyakなどとTrumpの家で会って、Obama大統領のロシア制裁問題を話し合ったり、ロシアがintrnet上の操作で偽ニュース・偽Twitterを経由してTrumpに有利な情報を流し、同時にClintonに不利な情報をたくさん流すという取引をしたようだ。政府の役人でもない民間人が外交をするのは法律違反で5年以下の懲役になる。
 
Flynnはその後のFBIの調査で、駐米ロシア大使に会っていないとうその証言をし、偽証罪で起訴されたから、自分(とその家族)とTrumpを天秤にかけ、自分を選ぶ選択をした、つまり、司法取引に応じ、すべてしゃべるから罪を軽くしてもらうということを選んだのだ。さすが個人主義アメリカ、親分Trumpのために自分が犠牲になるなどという発想は全くない。自分が、ロシアのみならず、トルコの政府からも請託を受けて多額の裏金を受け取っていた証拠をFBIが持っていることも判明したので、これらすべての罪も含めて軽減してもらうためにも、司法取引でTrumpの罪・悪事をすべてばらすと約束した。従い、今後一切Trump陣営の弁護士とは連絡を取らないと通告した。
 
観念したFlynnがしゃべっている内容には、大統領選挙期間中に自分が駐米ロシア大使と接触するように指示していたのは、現上級顧問のJared KushnerTrumpの娘Ivankaの夫)であるとの情報もある。また、Robert Mueller特別検察官は、Trump個人のロシア取引にも疑惑があるとして、最大手ドイツ銀行Deutsche Bankに対し、Trumpとその家族名義の口座情報に関する情報提供を求め、ドイツ銀行は既にFBIに主要な情報を提供したと報じられている。
 
Flynnのしゃべる情報とFBIがその権限で独自に入手した情報を積み重ねていけば、必ずTrumpの悪事がばれて大統領弾劾に至る、来年は世界中の人々が願うTrump弾劾・失脚の年に
なるだろう。(できれば今年実現してほしかったくらいだ)