アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

甲子園で母校に応援団賞

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昨年秋の全道高校野球大会で、わが母校遠軽高校は準決勝で小樽・北照高校に敗退。惜しくも、決勝戦進出も北海道代表も逃したが、公立の努力が認められ、春の甲子園21世紀枠で初出場させてもらうことになった。その北照はこの春の甲子園第二回戦・第三回戦と勝ち進み準々決勝に進んだが、第四回戦で運悪く今年の優勝校・浦和学院に当たり、0:10で敗退した。

わが母校の初戦は3月23日、相手は同じ21世紀枠いわき海星、6回、2死1・2塁からランニングホームランで一気に3点を先制、そのまま両者得点がなく3:0で母校が初戦勝利を収める瞬間を、久しぶりに再会した同級生仲間と見届けた。第二回戦は甲子園三連覇を狙う恐ろしい大阪桐蔭と対戦した3月28日、母校の得点ゼロもあり得ると覚悟して応援したが、案の定、敵は1回でランニングホームラン、まず1点先制、対する母校も負けておらず1回裏1点をあげて同点とするも、2回以降は敵の打線が俄然強く、最終的に1:11で敗退となった。

最悪0:100位の差がつくのではないかと心配していたが、大阪桐蔭の本来の4番打者も一番強いピッチャーも怪我で出場できなかったというから、母校にとってはありがたい敵失というべきかもしれない。そのわが強敵・大阪桐蔭は第三回戦で岐阜商業に敗れ、岐阜商業も第四回戦(準々決勝)で愛媛・済美に敗れ、済美は第五回戦(準決勝)で高知を負かしたものの、決勝戦浦和学院に大敗(1:17)したから、日本一になるのがいかに困難な技であるか、よくよく見せつけられた甲子園であった。

しかしながら、わが母校は第二回戦で敗退したものの、閉会式では名誉の「応援団賞」(優秀賞)が与えられた。これはセンバツ独自の賞とかで、対象となるのは初戦の各チームの応援団の態度。アルプスの応援態度がどれだけ良かったかを主催者が審査して、優秀賞5校と最優秀賞1校(土佐高校)が選ばれた。応援のまとまりのみならず、試合後のゴミ拾い等をきちんとしているかまで審査の対象らしい。遠軽高校は、栄光あるブラスバンドのメンバー、甲子園のためにわかに編成したチアガールなど、母校あげての応援が評価されたと思うが、僕らのような卒業生が大勢駆けつけたのも応援団賞受賞の一因かもしれないと思いたい。九州から杖をついてやってきた卒業生(年齢70代か)とか、隣の佐呂間高校卒業生(佐呂間高校はその昔遠軽高校の分校だった由)まで遠軽高校の応援に駆けつけて来てくれていた。

もちろん、このために母校の同級生も沢山遠軽・札幌・東京から集まってくれたし、母校の先輩・後輩たちも旅費・時間を惜しまず甲子園に応援に集まってくれた。卒業年次を問わずこれほど多くの卒業生が一堂に会したことは未だ嘗てなかったことだ。おかげで僕は、卒業以来の多くの同級生に再会する機会に恵まれた。甲子園で遠軽高校の校歌をきくとは、夢だに思わなかったことだ。今まで高校野球はあまり興味なかったが、これで俄然身近な存在になった。