アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

首狩り殺人犯の祖父母は母校の先生

 札幌の歓楽街ススキノにあるホテルで、頭部がない死体が見つかった事件で、首狩り実行犯の女(29才)とその両親の一家3人が共犯として逮捕された。娘と父親は死体損壊、死体領得、死体遺棄の疑いが掛けられている。精神科の医者である父・田村修(59才)が遠軽町出身とニュースに出ているので、昔の仲間に電話できいたところ、その医者の両親は我が母校、遠軽町瀬戸瀬小学校の元先生だったとのこと。僕の2学年上の兄の小学5・6年の担任は田村先生で、僕の小学5・6年の担任は岸野先生という女性だったが、僕らが小学校を卒業後このお二人が結婚して、息子・修が生まれたという。それで田村修の出身が遠軽町になっているのだ。

 

 両親が教育者だから、息子がよく勉強ができて、旭川医大に進み医者になったのだと思うも、娘が殺人を考えているなら、それを止めるのが真っ当な親のすべきことであり、一緒に首を切るためののこぎりを買いに行くとか、仕事が済んで、頭部を入れたスーツケースを下げた娘を車で迎えに行って協力するなどとんでもない話だ。母親も逮捕されたと報道されているが、3週間以上も人間の頭だけを自宅の浴室に隠しておいて、警察に通報しなかったということで共犯とされたようだ。

 

 事件は7月1日真夜中に起こった。被害者の男性(62才)は女装が趣味の男のようで、当日、札幌市内のディスコで女装してパーティに参加し、夜10時半頃、田村ルナと待ち合わせ、10時50分頃ススキノのホテルに二人で入ったという。約3時間後の7月2日午前2時頃、フロントに女性の声で「1人で先に出ます」と内線があり、女だけが大きなスーツケースをひいてホテルを出たことが、防犯カメラで確認されている。部屋は荒らされておらず、争った跡(防御創)もない。頭部のない被害者の体には、刃物で刺された傷(致命傷)があるだけ、浴室に裸で横になっており、携帯電話、衣類、財布、自動車の鍵など身元の特定につながる所持品は全て持ち去られていた。

 

 指紋すら残さず、徹底的に証拠隠滅しようとした完全犯罪かと思われた事件だが、札幌警察が異例の240人態勢でホテル近くのすべての防犯カメラをチェックして、医者である父の車で犯人が逃走したことをつきとめた。逮捕後の調べで、被害者と女は事件の1カ月ほど前にススキノのダンスホールで初めて知り合い、その後何度か別のダンスホールや飲食店でも会っていたらしいことが判明。娘が被害者男性に暴行を受けているという話をきいて、父親が殺害に協力したのではないかとの情報もあるらしい。事件前日に、父娘で、市内量販店でのこぎりやナイフ、スーツケースを買った証拠も出てきた。これから頭部切断の動機など判明すると思うが、配偶者に先立たれた祖父・田村先生は、長生きして孫のこんな姿を見るとは、人生何と酷な事かと思っているに違いない。