アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

続・札幌首狩り殺人事件

 その後発表された情報によると、札幌の首狩り殺人事件の真相が、おぼろげながらわかってきた。殺人の実行犯はあくまでも29才の娘だが、事件を計画したのは59才の精神科医で父親の田村修。もしかしたら夫婦かもしれないが、母親は事件が起こること、事件が起こって自宅に被害者の頭部があることを知っていながら、警察に通報しなかったので、共同正犯として逮捕されたようだ。

 

 首を切られた男(浦仁志、62才、恵庭市在住)は、女装して出かけるのが趣味の会社員(建材メーカー勤務)。妻も子供もいるが、これまでも週末帰宅しないことも何度かあったようで、7月1日(土)、札幌のディスコに出かけた時も、家族には行き先やいつ帰るかなど何も伝えず、一人で自動車に乗って出かけたまま。家族は、彼の女装趣味は知っていたが、どんな遊び・付き合いをしていたのかは知らされていなかった。7月3日(月)仕事が終わる時間になっても帰宅しないことで心配して、恐らく出勤もしていなかったことを確認して、その日の22:30頃、妻から警察に行方不明者届けが提出された。

 

 事件発生の約1カ月前に田村ルナと女装した浦仁志は、ダンスパーティで初めて会ったらしい。その後、飲食店なども含めて何度か二人で会い、一度、ホテルで二人で泊まった時に、田村ルナが女装男に強姦された、その時の動画も女装男は持っていたという。「女性」と思って安心していた人に犯されたというので、同性愛者である田村ルナは強い嫌悪感を抱いて、復讐の感情が強くなってきた。彼女の両親もこの経緯をきいており、札幌の自宅に女装男が娘を誘いに来た時、父親(精神科医)は「二度と娘に近づくな」と警告を発したとのこと。

 

 子どもの頃から、娘の欲しいものはすべて与えて、甘やかしてきた両親が、娘に女装男が死ぬほど憎い、殺したいと相談されて、それなら、娘の方から誘って殺してしまい、完全犯罪にするしかないと精神科医は考えたのではないか。証拠を一切残さないためには、死体を切断してすべて持ち去ればよい。当初の計画は、恐らくそのつもりだったのだと思うが、女手一つで、首を切断するだけでも大変で、胴体切断の時間がなかったから、頭部だけを持ち帰ったのだろう。この女装男が、もし一人暮らしならば、行方不明者届けが出されることはなく、頭部がなければ誰の体かわからないから、本人特定には、相当時間がかかると思われ、完全犯罪に近づく。娘は自分の受けた侮辱の恨みを晴らすため、女装男を刃物で襲う瞬間とか、頭部を切断している最中の動画を残しており、自宅の浴槽に置いた男の頭部に手を置いた様子の動画も残していて、警察も確認している。殺すだけではなく、頭部切断までして、徹底的に復讐するところがpsychopath(精神病質者)の特徴なのだろう。