今や国民の支持率4％に下落、韓国では6週間連続の大規模抗議集会・街頭デモで退陣を求められている女大統領パク・クネ（朴槿恵、64才）。来年4月の辞任では納得いかない野党各派は、与党セヌリ党の一部（反パク派）を取り込む形で、国会議員の2/3の賛成で成立する大統領弾劾訴追案が、来週末にも可決されそうな雰囲気だ。可決されれば、大統領の職務権限は停止される。パク・クネ大統領は来年４月までに辞任すると発表したが、即辞任するのでなければ、国民は一切納得いかないということだろう。
パク・クネの義理従兄弟・金鍾泌元国務総理（パク・クネの父・朴正熙の兄の娘の夫）によれば、パク・クネという人間は両親の悪いところをすべて受け継いだ、どうしようもない女だという。父・朴正熙元大統領は弱くて疑い深い男（1961.5.16軍事クーデターのCEOだから疑い深くて当然）、母・陸英修は欲深く人のありがたみを知らない女というから、両者の性格を兼ね備えた人間不信の傲慢な娘がパク・クネ大統領なのだそうだ。
彼女には妹と弟がいるが、妹は詐欺罪で有罪判決を受けた経歴あり、怪しげな統一教会のシンパ、弟は過去覚醒剤等で6回の逮捕歴がある薬物常習犯、従い、姉との付き合いは一切ない。孤独な大統領は生涯独身だが、人の意見を聞く耳を持たぬ彼女が唯一忠告を求めていたのが今回逮捕された崔順実（チェ・スンシル、60才）という女。この女は崔太敏（チェ・テミン、1912～1994）というエセ呪術師の娘で、父・崔太敏が1994年死亡後は、父になり代わりパク・クネを精神的にコントロールしていた。
パク・クネ22才の時、母・陸英修は在日朝鮮人に暗殺され（文世光事件）、27才の時、父・朴正熙大統領も側近に暗殺されている。両親を非命で失った大統領の娘の精神的相談者として近づいたのが崔太敏父子だ。母暗殺の翌1975年の頃という。崔太敏は預言者のごとく父・朴正熙の暗殺を予言、しかも、パク・クネが将来大統領になることも予言し、どちらの予言も見事当たったのだ。頼る親も兄弟もなく、パク・クネは「呪術師」父子の言いなりになり、大統領にも当選した。
パク・クネが国会議員に初当選した1998年、国会議員パク・クネの秘書室長に就任したのはチェ・スンシルの当時の夫・鄭允会（チョン・ユネ）、この男はその後チェ・スンシルと正式に離婚し、パク・クネと付き合っているらしく、2014年の旅客船セウォル号沈没事故（295人死亡）当日、大事な時に大統領が7時間も行方不明になり、何をしていたのか大問題になったが、真実のところ、チョン・ユネと密会していたというのが定説になっている。崔太敏父子は、もともと貧しい家の出だが、パク・クネの知名度を利用して莫大な不正蓄財をしたという。呪術師の娘・チェ・スンシルもこの世では使い切れないほどの蓄財をしたが、欲には際限がなく、ついに横領で国家権力が介入するところとなり、ドイツでもmoney launderingで調査を受けている。エセ呪術師・チェ・スンシルは自己の蓄財目的にパク・クネを支配してきたのであり、パク・クネは上手に呪術師父子に操られていただけということのようだ。すべては呪術師の利益のために。
