アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

新年も新型コロナで始まる

 やっと新型coronavirusのDelta株による第5波が落ち着いたと安心していたら、11月30日に空港の検疫でOmicron株の最初の感染者が1人見つかり、今年に入って1~6日平均160人の新規感染者が確認されている(6日間合計963人)。12月1~6日合計が2人だから、1カ月で約500倍に増えたということだ。他の国でも感染力がDelta株の数倍~十数倍と言われているので、ほっておいたら第6波は第5波の一日25,000人を大幅に超える可能性あり、大変な新年になりそうだ。

 

 世界最大のコロナ被害国である米国における1月1~6日の一日平均の新規感染者数は64.4万人、死者は1,490人と米国史上最高の水準だ。年末の時点で既に新規感染者の95%以上がOmicron株と判明している。米国のこれまでの感染者数は約6,000万人(全人口の約18%)、死者は約86万人。これに比べると、日本の数字は累計感染者数174万人(全人口の約1.4%)、死者は約1.8万人と、コロナ対策は効を奏しているように見受けられる。

 

 世界を見渡すと、統計上、今日で累計感染者数が3億人(死者550万人)と公式発表されたが、実態はこの2倍以上というのが通説だ。正確に把握していない国もあれば、政治的思惑から意図的に実態をゆがめて発表している国もある。公式発表で昨年1月26日で累計感染者数が1億人になってから1年足らずで2億人増加した(死亡率約2%)。WHOが11月にOmicron株と命名してからは1カ月2,500万人の割合で感染者が増えている。感染力の強さを考慮すると間もなく1カ月5,000万人の割合で増え続け、年間6億人になる可能性もある。その場合の犠牲者は1,000万人から1,200万人(2%)になるのかもしれない。本当に恐ろしいウイルスだ。

 

 我が国のDelta株がせっかく「自滅」してくれたという説があるにも拘らず、今回のOmicron株は一段と強い感染力で襲ってくるようなので、新年早々、早めに3回目のワクチン接種をする必要がある。世界がこの最新型Omicron株に目を奪われていて、コロナ発生の原因を追究する動きが止まっており、中国はほっとしているだろう。中国でもOmicron株感染者は報告されており、2月には冬季オリンピックがあるため、絶対に蔓延させられないと国家の威信をかけている。万が一、中国でも、他の国同様のOmicron株が出回ると、冬季北京五輪が中止又は延期となり、習近平としては、それは絶対に避けたいと思っているようだ。

 

 ただでさえ、米国など外交的ボイコットを公表している国もあり、日本も政治家は派遣しないと発表していて、冬季北京五輪はそれらの反対勢力があるにせよ開催するのだと頑張っているから、Omicron株でOlympics中止/延期となっては困る。しかし、世界各国から選手団が来て確実に立派なOmicron株も連れてくるだろうから、北京五輪後の中国はOmicron株の集積地になる可能性もある。爆発的に中国の感染者は増えるだろう。でも、統計を発表するのは中国共産党なので、いくら感染者・死者が増えても、実態を明かすことはなさそうだ。中国の今までの公表の数字は、感染者総数103,295人、死者4,636人となっており、誰も信じていない。北朝鮮の統計では、北朝鮮の感染者ゼロ、死者ゼロだから、これよりは中国の方がいくらか情報公開がまし程度なのだろう。