アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

脱原発世界会議

1週間前に横浜で行われた脱原発世界会議には世界約30ヵ国から2日間で延べ1万人以上が参加して「原発のない世界のための横浜宣言」を発表、閉幕した。原発事故は一度起こると元に戻すことができない。絶対に事故は起こらないという五重の絶対安全装置は自然災害には何の役にも立たないことが証明された。電力会社と原子力保安院をはじめとする監督機関の癒着からこれまでの人的原因による事故も不自然なまでに隠されていたことも暴露された。原発事故を二度と起こさないためには脱原発しかないと多くの人々が確信を持つようになった。40年ほど使った原子炉を廃炉にするのに40年かけるというが、たとえ40年で廃炉にできたところでその土地で人々が以前のように暮らせるようになるまでに何百年~何千年かかるか誰も知らない。40年ほどの間に出た核燃料の廃棄物をどこに埋めるのか誰も考えていない。原発推進派の人間は核燃料廃棄物という最も恐ろしい有害ごみをどんな権限があって将来世代に「遺産」として残すことが許されるのか。まやかしのストレステストなどを経て原発の寿命を60年まで伸ばすことを認める政府はせっかく自民党を倒したのに原発を熱心に推進してきた自民党となんら変わらないではないか。脱原発を強力に進めている大阪維新の会(代表橋下大阪市長)が中央政府を乗っ取り、リビアカダフィを抹殺したように、民主党自民党もぶっ潰してもらいたいものだ。時代遅れの原発に依存するのではなく再生可能エネルギーを推進するのは単純な政治決断だ。脱原発の民衆運動がもっともっと活発になって、我々の子供の頃のように原発のない時代が再び来るように加藤登紀子さんも横浜の会議室で訴えていた。我らの世代の都合で核燃料の有害ごみを作り出し将来世代の負担にするというのはエゴであってエコではない。これは誰が見ても正義とはいえない。