アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

オリンピック開催国の強み

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オリンピックを開催する国には金メダル獲得において何かと優位な結果をもたらすので、いろんな場所で開催すべきだという議論になった。現に1896年第1回アテネではギリシャは金メダル獲得第2位(10/43、この時の第1位は米国11/43)、1900年第2回パリではフランスは金メダル獲得第1位(26/86)、1904年第3回セントルイスではアメリカ圧倒的第1位(78/96)、1908年第4回初回ロンドンでは英国圧倒的第1位(56/110)、1912年第5回ストックホルムではスエーデンは第2位(24/94、この時の第1位は米国25/94)と、開催すれば金メダルはたくさんとれたようだ。

今回のロンドンは2回目1948年に続いて3回目となるが、その間に競技種目も増えて開催国の強みもあるにもかかわらず英国は今のところ金メダルゼロ(今までに金メダルは53個出ている)。男子体操団体で危く銀メダルと思ったとたん計算違いで日本が銀メダルになったため英国は銅メダルになった。それにしても開催国の強運は少なくとも1992年バルセロナ・オリンピックでは健在であった。それまでの約100年かけてスペインが勝ち取った金メダル数はたった4個(1928/1980/1984/1988年各1個)、巷の予想ではバルセロナで金メダル4個取れれば夢のようという感じだったが、この時スペインは金メダル13個も獲得した。確かに地元だから応援団はすごく多いし声援の声も大きい。しかしそれだけでは金メダル13個を説明できない。日本選手団がとらぬ狸の皮算用として金メダルを当てにしていた女子柔道の高校生・田村亮子が決勝戦で負けた相手もスペイン人、国技であるサッカーでも開催国スペインは金メダルを獲得した。それに反して日本はこの年、金メダル3個だけ。(男子柔道2個と水泳で中学2年生の岩崎恭子

過去100年で4個しか金メダルを取ったことがないスペインがもしバルセロナで金メダル10個以上取れたら、当店で1年間に買い物をした金額全額返金しますという宣伝をした家電製品の小売店バスク地方にあった。お客さんは買い物の領収書を残しておくだけでよい。確率としてあり得ない金メダル10個だが、さすがサッカーくじの大国、万が一にかけるのはお手の物、おかげでこの小売店は売り上げを40倍ほどに伸ばしたという。そして結果は13個だから、そんなに払い戻したら逆に倒産するかと思いきや、店主はかけていた保険で全て支払いを済ませたとのこと。しかも当る確率としてはあり得ないほどの低さだったので、掛け金はほんのわずかだったというからこの店主の笑いは止まらない。そういえば日本も東京オリンピックで金メダル16個を取ったのが最高で、次回開催国になるまでこの記録は更新されないのかもしれない。

*日本時間8月1日夜の時点で英国の待望の金メダル第1号誕生「ボート競技女子ペア」。2日(大会6日目)になって自転車競技女子で2個目の金メダル獲得、全英が興奮状態。