アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

アミに贈る追悼文

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14年8カ月一緒に暮らした君とついに別れる時がきた。生後2カ月で我が家に来て、享年14才10カ月。肥満細胞腫の手術を昨年2回ほど受けたが、今度は前足に転移し、日付が15日に変わってすぐに息を引き取った。亡くなる4時間ほど前、珍しくワンワンと3回ほど吠えてくれた。弱っていてここ1ヶ月ほど君の声を聞いたことがなかったのに、何を伝えたかったのだろう。もう行くよと言ってくれたのか、苦しいよなのか、また遊ぼうよなのか。

我が家の一員としてアミのいる生活が当然のようになっていたのに、君が去った後の我が家は、主役がいなくなった脇役集団のようなものだ。寝る前に食後のディザート(鶏のささみ)をあげる習慣をつけていたので、12時過ぎにはいつもディザートを要求していたアミ。これは君の基本的犬権、我らの楽しみでもあった。そのアミがもういない。ディザートも水も要らないと言われて君の最期が近いと悟った。

心に穴があいたようだ。我が家は皆アミの死を受け入れるのに必死だ。いつまでもあのふわふわの毛の感触を忘れない。お手をしてくれる肉球の冷たさと体の温かさのアンバランスも君の懐かしい思い出だ。いつかまた一緒に暮らせるように、お骨は我が家のお墓に入れさせてもらった。僕らが迎えに行くまでアミは Rainbow Bridge(虹の橋)の彼方で暮らすらしい。ペットロス(Petloss)症候群に罹ったアメリカ人の発想なのだろう。

肉親を亡くした時のように、アミの思い出をいつも心にしまって、いつかまた会える日を夢見る新しい人生の始まりだ。白いスピッツは天使のお使い。君は僕にとって4匹目のスピッツ、四代目のアミだが、一番長く付き合ってくれた天使のお使いだ。14日僕の腕の中で一緒に撮った写真が最後の形見になった。でもお母さんが油絵で描いてくれた遺影はいつも居間に飾っておくから、これからもアミは僕らと一緒にいることになります。