アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

想定される北朝鮮の有事

第二次世界大戦前までは、朝鮮半島は日本が統治する一つの国だったが、第二次世界大戦後、日本が去った後の朝鮮半島は、連合国の一つソ連38度線以北を統治し、米国が38度線以南を統治することになった。ソ連に見込まれた金日成朝鮮半島に一つの共産主義国「朝鮮」を建設する夢を持っていたが、米国が共産朝鮮を望まず、38度線以南は李承晩に非共産の民主主義国「大韓民国」を建設させたため、金日成の夢は達成されず、北朝鮮は、ひとえにアメリカのせいで朝鮮半島が分断されたと考えるようになった。その後1965年、日韓は、朴正熙3月弾劾で大統領を罷免されたパククネの父親)時代に日韓基本条約を締結、日本は、日本統治のお詫びとして戦後賠償金に代わる経済協力を行ったが、北朝鮮とは平和条約が締結されていないので、戦後賠償金が払われていない。韓国に金を払い北朝鮮に一銭も払わないというのも、北朝鮮が日本を敵に思う理由の一つなのだろう。
 

とにかく、北朝鮮にとって一番憎いのは大韓民国sponsor となったアメリカであり、核爆弾を搭載した大陸間弾道ミサイルの仕向け地をアメリカとするのは、ごく自然の成り行きだ。国際社会を挑発し続ける北朝鮮に対して、気違いのトランプは北朝鮮を「完璧に破壊する」と豪語し、もはや外交的解決はないと決断したかのようだ。米朝が戦う場合、軍事的には横綱白鵬十両の戦いになるはずだが、アメリカの同盟国である韓国がすぐ隣にあるため、韓国には多大な犠牲が発生する可能性がある。

 

38度線沿いには約1万門の北朝鮮の火砲(多連装ロケット砲や長射程火砲など)が人口1,000万のソウルに向けて配置されており、米国がへたに攻撃すると、とんでもない反撃を食らう。北朝鮮による攻撃開始から30分でソウルは全滅すると言われている。米軍は、反撃の機会を与えず、奇襲的にこれらを一気に破壊する必要があり、同時に、対空ミサイル基地、核施設を破壊、無能化しなければならない。絶対に失敗は許されない。一度の失敗は北朝鮮の報復を招く。ステルス戦闘機で電磁パルス弾(EMP Bomb = ElectromagneticPulse)や停電爆弾(Blackout Bomb)などの誘導爆弾により、電子機器を破壊し、停電を起こして発電所の機能をマヒさせ、軍の指揮通信能力を無力化する(指導部の指示が、配下部隊にまともに伝わらなくする)必要がある。

 
米軍がISの地下トンネル基地攻撃で使った大規模爆風爆弾(MOAB Bomb = Massive Ordnance Air Blast)を投下すれば、地下60mにある構造物も破壊するので、地下核施設、金正恩の地下の隠れ家なども破壊することができる。金正恩は、北朝鮮が核保有国=世界の超大国であることをアメリカに認めさせるまで核開発を続けると言っているので、米国にとっては軍事的選択肢しか残っていない。北朝鮮の核攻撃を受けて即反撃するなどと言っている余裕はなく、米国による先制攻撃とならざるを得ない。その前に韓国に在住する24万人の米国人(軍人を除く)、5.7万人の日本人をまず韓国外に避難させる必要があり、それには12か月はかかるだろう。残念ながら大多数の韓国人は、国外避難できるつてを持っていない可能性が高い。米韓が協力してどれだけ一瞬のうちに奇襲攻撃を遂行でき、完全破壊の目標を達成できるかに運命がかかっている。