アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

新型コロナウイルス発生源

 新型肺炎コロナウイルスが中国・武漢市を中心に猛威を振るっている。過去はやったSARSやMERDと同じ系統のウイルスだが、新型のためまだ有効なワクチンは存在しない。感染源はSARSやMERDと同じコウモリだろうとか、コウモリを食べた蛇ではないか(中国では蛇を食べるらしい)と言われているが、中国武漢市の海鮮市場で売られていた野生動物のウイルスから偶発的に人に感染したというのが中国政府の公式発表。12月12日に最初の感染者が報告されたようだが、実はその前から感染した人は多数いて、単に病院に行ってなかっただけというのが本当のようだ。

 

 武漢市の周辺には、中国人民解放軍生物兵器研究開発施設が2か所あり、その一つは感染源と言われる華南海鮮卸売市場から32kmほどの位置にある中国科学院武漢病毒研究所(Wuhan Institute of Virology)、そこで生物兵器として開発されている新型coronavirusに職員か関係者が誤って罹患し、それに気づくことなく、普段通りに海鮮市場を訪れていて、結果的に菌をばらまいたのではないかという見方がある。もちろん中国は、生物兵器研究開発施設の存在自体を認めていないので、自然発生したウイルスだと主張するが、イスラエルの軍事情報官Danny Shohamは、今回のウイルスの性質から、ウイルス兵器として開発されたものではないかと分析している。その根拠のひとつはウイルスがわずか2カ月で変異していっているので、自然発生したものではありえないというのだ。(ウイルスの変異についてはWHOはまだ認めていない)

 

 フランスはこの生物兵器研究開発施設の設計を担当することになっていたが、結果的には解放軍系の企業が請け負ったという。中国指導部は今回のウイルス事件について、1月中旬まで秘密にするよう武漢市などに指示しており、武漢市の医師が、これはただ事ではないと大流行の可能性に言及、警告しようとしたところ、警察に止められたと証言している。

 

 武漢市は1月1日に件の海鮮市場を閉鎖し、潜伏期間2週間となった1月14日には新たな感染者発生なしと発表、もし、人の間で感染が起きていれば、発症者が途切れず発生することから、人の間で感染が起きている可能性は低いと公表した。しかし、街の中では、病院に行けない人が倒れて死んでおり、病院に行っても人が多すぎて診てもらえず帰宅するという事態が発生していた。中央指導部の情報統制で大した問題にしないという方針が徹底しなくなり、1月21日には感染者291人、死者6人と発表したが、この時すでに実際はその何十倍もの感染者・死者が出ていた可能性がある。2月4日時点の政府公表感染者は2.4万人強、死者490人だが、これも何日か前の統計を時差を利用して(統計集計に何日もかかる)発表しているだけで、実態は十倍以上というのが正しい数字ではないかとの疑問が生じる。

 

 今はSNS等の情報が自由に行きかう時代、人口1,100万人の武漢市から早々と500万人が旧正月春節)休みもあり退避・移動してしまい、政府の情報を信用しない住民の多くは市内から逃げ出している。武漢市が都市封鎖を決めたのは1月23日になってからだ。しかしその時点で武漢市はすでに制御不能になっていたという。夏頃までにこの問題は収まることを期待するが、最終的な死者がどこまで増えるのか非常に心配な状況だ。