アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

WHO中国調査団の茶番

 中国発の新型コロナウイルス起源を調査する多国籍専門家集団(米豪独日露の科学者10名)が、発生から1年以上経過してようやく中国に受け入れられた。もっと早くに調査団を受け入れるよう要求しても中国が頑なに拒否していたため、すっかりほとぼりが冷めてからの「調査」にどんな意味があるのか、調査団の訪中は単なる芝居で終わるだろう。中国に足跡を完璧に消す時間の余裕を与えてしまったから、調査団が武漢市の海鮮卸売市場を隅々まで調べてもウイルスの痕跡は一切出てこなかったという。

 

 新型コロナウイルス(当初はSARSの変形と思われていた)は武漢で2019年12月12日(又は8日)に最初の感染者が報告された。米国の疾病管理の専門家チームは2020年1月上旬、新型コロナの初期の感染状況を評価するために、武漢入りを中国に要請したが、中国はこれを拒否した経緯がある。今回の多国籍調査団に対する中国側の対応について、Anthony Blinken米新国務長官は非協力的、深刻な透明性の欠如などと批判しているが、それもそのはず、中国側は関係者をすべて金で買収し中国共産党側の主張だけを話すように周到に準備してあるのだ。

 

 調査団が一番関心を持っている場所は、中国人民解放軍傘下の武漢病毒研究所(Wuhan Institute of Virology)であることは間違いない。しかし、そこにウイルスの痕跡は一切ない。真実を知っている関係者は既にそこにはおらず、現在も残っている研究者は、どのような質問が来ても、党の方針に沿った説明ができるように準備ができているというのだ。この研究所のNo. 1 上級研究員石正麗(Shi Zhengli、56才、通称bat woman、コウモリの研究者)も最初は「武漢病毒研究所は2019年1月2日の段階で遺伝子配列と関連の実験を終えていた。」と発言していたが、当局から口止めされてからは何もしゃべらなくなり、今回の調査団には、武漢病毒研究所は一切関係ないと説明するはずだ。

 

 しかし、香港大学の著名ウイルス研究者であったDr. Li-Meng Yan(女性博士、2019年4月米国に亡命)は、武漢病毒研究所の研究員仲間と緊密に連絡を取っていて、ウイルスが、武漢病毒研究所で生物兵器として開発されたという科学的な証拠を持っているという。短期間で変異する、潜伏期間にも感染するなど、人為的に作られたウイルスでなければありえないというのだ。(但し、感染症の米国の権威Dr. Fauciは自然発生ウイルス説をとる)

 

 はっきりしているのは、2018年12月の時点で、武漢で感染者が多発し、報告を受けた中国共産党が関係者にかん口令を敷いて、外部に一切情報を漏らすなと指示したことだ。単なる自然発生した季節性ウイルスとか肺炎であれば、党が情報統制をする必要はなかったはずだ。やましい事情があったからこそ、新しいタイプのコロナウイルスなどとSNSに載せる医者はことごとく処罰する必要があったのだ。中国政府がWHOも巻き込んで事実を隠蔽していた間に、中国では公表された数の数倍ものの感染者が発生して、それが文字通り全世界に広まった。今更WHOが中国に調査団を派遣しても、ウイルスの発生源など絶対にわかるはずはない。