アミのひとり言

事務所のアイドル犬アミのひとり言です。

4年後の米大統領選挙

 Joe Bidenに決まった米大統領、今週末78才になるから、4年後82才で2期目の大統領選挙に出るとは考えにくい。そこで、Kamala Harris副大統領(56才)が初の女性大統領になる可能性大と報じられている。現職のJoe Biden大統領が任期途中に健康を害するなどで職を退くと、副大統領が大統領になる。もしかしたら4年後の大統領選挙前に女性大統領が誕生するかもしれない。男女合わせても民主党の大統領候補者No. 1はKamala Harrisとなっている。元California州司法長官、現上院議員である彼女の両親はアフリカ系とアジア系だから、米史上初のアフリカ系、アジア系、女性の副大統領となる。

 

 Kamala Harrisの両親は彼女が7才の時に離婚、生物学教授のインド人母親に育てられた(父親はJamaica人)。父親はアフリカ系黒人で中米出身、母親はインド人移民、両親離婚と多様性の国アメリカを代表する典型的なアメリカ人だ。純粋な白人家庭の人間よりカリスマ性がある。民主党の女性有力大統領候補だったElizabeth Warren(71才)も、自分が当選したら副大統領にKamala Harrisを選ぶと公言していた(選挙資金が続かず途中退場)。4年後Warrenさんはお歳だから立候補しないと思うので、やはり民主党の大統領候補はKamala Harrisになると思われる。

 

 一方、共和党にも女性大統領候補がいる。元South Carolina州知事、前国連大使のNikki Haley(48才)だ。インド系アメリカ人で、Trumpから国連大使に任命され、2年ほど勤めたが、恐らく自分が将来米大統領に立候補する場合、あまりTrumpと長く付き合っていると印象が悪くなると心配したのか、2年で国連大使を辞任した。Trumpに愛想をつかして辞任したと思われるが、4年後の大統領選に登場する共和党女性補者No. 1だ。もう一人、共和党女性大統領候補としてSouth Dakota州の現職知事Christi Noemの名もあがっている。

 

 今回の選挙で、306:232の大差で敗れたTrumpは未だに敗戦を認めていないが、彼が抱えるあまりにも多い訴訟のため、敗戦を認めるわけにいかないという事情もある。一説には、4年後の大統領選を狙っているともいうから、4年後にまたこの男が出てくると迷惑と思う共和党大統領候補がNikki Haley、Christi Noem以外にもいる。まず第一に現副大統領Mike Pence(61才)。政治家素人のTrumpを盛り立ててきてはいるものの、彼の人気にあやかり高齢のTrump亡き後自分が大統領にと狙っている男だ。今回は親分Trumpが出るので自分は自重するが、Trumpが出ない場合、自分が立候補するべきだと考えて、4年間、くだらない親分に従ってきた。その親分がまた出るとなると自分の番が回ってこない。迷惑な奴だと考えているに違いない。

 

 共和党には、そのほか、Mike Pompeo国務長官、Ted Cruz及びTom Cotton両上院議員、Ron DeSantis・Florida州知事など4年後の大統領を狙っている実力者がいるので、Trumpが出るとしても、すんなり統一候補になれるとも限らない。1月20日の直前に大統領職を副大統領のMike Penceに譲って恩赦を乞う裏技もあるそうだが、それは犯罪を犯したことを認めることになるので、4年後の出番はなくなる。Trumpの現実的な行先は刑務所ではなかろうか。